黄昏ロマンチカ

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Lyric

掌を焦がす月
こぼれ落ち白夜(はくや)を知る

やがてまた陽は沈む
(ほの)遠い 空虚(から)の彼方

ふたりを別つ 薄明(はくめい)のエチュード
(まま)世界の色や()を 漆黒に連れ去って

届かないこの唄が ふたりの合言葉
いつの日か届くように いつまでも繰り返す

還れない静寂に
身を隠す(あけ)燈火(ともしび)

絶たれた空に 星は祈りを運ぶ
黄昏に待ち人は 手を伸ばして何を掴む

約束を紡ぐ声は 破れた空広がって
茜色染め上げる 彼方へと翔んでいけ

また出会いさよならを 宵唄にしたためて
この場所に忘れてく ふたりだけの合言葉